年に何回か我が家に遊びに来てくれる藤原裕介。
いつもおいしいご飯を作ってくれる。
素材にこだわっていて
手作りの味噌や平飼いの卵、市場で仕入れてきた鮮魚などを使って抜群の酒の肴を作り出すのだ。
もう出会ってから8年近く経つかな。
2月にもこの「藤原のご飯をこそこそ囲む会」(と勝手に名づけている)をやったのだが、
そこで本の話になった。
前に「西の魔女が死んだ」を読んだ事をブログに書いたのだが
藤原も読んだことがあるらしく盛り上がった。
彼は本屋で働いていることもあり、やはりよく知っている。
「今度似た系統の本をプレゼントするわ」
という話になり、今週の頭に届いたのがこの作品。
実は来週23日から嫁と娘と藤原の4人で僕の田舎に遊びに行くことになっていて、
てっきりその時に渡してくれるのだろうと思っていた。
が、わざわざ郵送をしてくれたという事は、それまでに読んでおくように、
という意味だと解釈した。
読んでみるとこれまたアッという間に読めてしまった。
話は窃盗を生業としている伊豆見翔人が、誤ってナイフで女性を刺してしまうところから始まる。
今までコンビニ強盗やひったくりをし、その日の食事にありつくために転々としてきたが
さすがに人を刺したことはない翔人は、通りかかったトラックの運転手を脅し逃走。
宮崎県の山奥にある村にたどり着く。
ここでバイクで転倒しケガをしている老婆スマに出会う。
葛藤の末助け家まで送り届けると、
村民にスマの孫と勘違いされてしまう。
いつかは金を盗み逃げようと企んでいる翔人は、バレないように村民の手伝いをしているうちに
頼りにされ更生していくというストーリー。
全体的に翔人の主観で話が進んでいて「ライ麦畑でつかまえて」を思い出した。
実際思想がだいぶヤバい。
いやしかし乃南アサさん素敵。
人が葛藤しているときの物の見え方、
そして、自分が田舎出身だからかもしれないが、庭や玄関、階段やタンスの引き出しに至るまで
想像させられる文章に鳥肌が立った。
いつもおいしいご飯を作ってくれる。
素材にこだわっていて
手作りの味噌や平飼いの卵、市場で仕入れてきた鮮魚などを使って抜群の酒の肴を作り出すのだ。
もう出会ってから8年近く経つかな。
2月にもこの「藤原のご飯をこそこそ囲む会」(と勝手に名づけている)をやったのだが、
そこで本の話になった。
前に「西の魔女が死んだ」を読んだ事をブログに書いたのだが
藤原も読んだことがあるらしく盛り上がった。
彼は本屋で働いていることもあり、やはりよく知っている。
「今度似た系統の本をプレゼントするわ」
という話になり、今週の頭に届いたのがこの作品。
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実は来週23日から嫁と娘と藤原の4人で僕の田舎に遊びに行くことになっていて、
てっきりその時に渡してくれるのだろうと思っていた。
が、わざわざ郵送をしてくれたという事は、それまでに読んでおくように、
という意味だと解釈した。
読んでみるとこれまたアッという間に読めてしまった。
話は窃盗を生業としている伊豆見翔人が、誤ってナイフで女性を刺してしまうところから始まる。
今までコンビニ強盗やひったくりをし、その日の食事にありつくために転々としてきたが
さすがに人を刺したことはない翔人は、通りかかったトラックの運転手を脅し逃走。
宮崎県の山奥にある村にたどり着く。
ここでバイクで転倒しケガをしている老婆スマに出会う。
葛藤の末助け家まで送り届けると、
村民にスマの孫と勘違いされてしまう。
いつかは金を盗み逃げようと企んでいる翔人は、バレないように村民の手伝いをしているうちに
頼りにされ更生していくというストーリー。
全体的に翔人の主観で話が進んでいて「ライ麦畑でつかまえて」を思い出した。
実際思想がだいぶヤバい。
いやしかし乃南アサさん素敵。
人が葛藤しているときの物の見え方、
そして、自分が田舎出身だからかもしれないが、庭や玄関、階段やタンスの引き出しに至るまで
想像させられる文章に鳥肌が立った。
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